【手軽にオムニ】店舗を持っていなくてもリアルで販売!

オムニチャネルというと、あらゆるチャネルを利用して顧客との接点を融合させることを言いますね。
しかし、ECサイトしか持っていない小さな会社や個人に近い形で事業を行っている方々にとっては、オムニチャネルは縁遠いものと考えているかもしれません。
今回は、5月末にサービスインしたばかりのSHOPCOUNTERというサービスを活用した、チャネルが限定されている方々向けのオムニチャネル施策を考えてまいります!
130円でお店を開店?
例えば、あなたがバリ島で「コレは売れる!」と考えて調達した籐の椅子を売りたいと考えた場合、販売できる場所は楽天などの大手インターネットモールをまずは思いつくでしょう。もう少し頑張れば自分のECサイトを立ち上げて、販売を行うことも可能かもしれません。
ただ、いきなりテナントを借りてショップをオープンさせることは、費用的にも時間的にもなかなか難しいかもしれません。
そんな時に活躍するのがSHOPCOUNTER。
SHOPCOUNTERは、既にあるお店の店内や店頭の空きスペースを短期で利用したい方向けのマッチングサービスです。
(出典:SHOPCOUNTER)
SHOPCOUNTERでは1日単位でショップの棚や空きコーナー、イベントスペースを借りることが出来ます。2015年6月5日現在での最安の空きスペースは、なんと130円/日!!!
これならECサイトを立ち上げたばかりの方も、費用を気にせずに、実際に店頭でのお客様の反応を見ながら、商品の訴求性や受けがいい客層を把握することが出来ますね。
短期間での出店でオムニチャネルとなるのか?
リアル店舗を持っていないEC事業者の方が、気軽にリアルの場で商品を販売を出来ることはご理解いただけたかと思います。
ただ、たまにどこかのスペースを借りて商品を販売することが、オムニチャネルに繋がるのでしょうか?
先程の例で、バリ島で仕入れた籐の椅子をECサイトで販売していたところ、お客様から素材の肌触りや色合いを、実際に見てみたいと言われたとします。当然、ECサイトに沢山の商品画像をアップしても、肌触り・色合いを正確に伝えることは難しいでしょう。
そんな時に、「来週の◯◯日に渋谷の××で実際にご覧になっていただけます」と言えたとしたら、お客様が店舗に来て買ってくれるかもしれません。
また、あなたのECサイトの商品のファンとなってくれた人向けにFacebook等のSNS経由で、定期的にリアル店舗の開店情報をお知らせすれば、EC・SNS・リアル店舗すべてにおいて接点を持つことも出来ますね。
さらに、メルマガや問い合わせ電話等での繋がりもあれば、顧客との接点の数はオムニチャネルを充分に実践することが出来る水準に達することが可能だと思われます。
日頃、オムニチャネルの事例を探してみると、本サイトでも紹介しているような大手の小売企業の事例が多いですよね。リアルでの販売チャネルを持っていない会社からすると、自分たちには関係ないor実践できないと考えられてしまっているかもしれません。
しかし、SHOPCOUNTERのようなサービスを活用することによって、どんな会社でもオムニチャネルを展開することが出来そうですね。
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