Apple Watchだけじゃない!ウェアラブルデバイス事例
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ウェアラブル, ソリューション・テクノロジー, 事例

2015年4月に発売が開始され、日本でも普及しているApple Watch。
実用化されているウェアラブルデバイスの中では、最も身につけられている製品となりました。
しかし、ウェアラブルデバイスはまだまだ市場に出てこようとしています。
そこで今回は一風変わったウェアラブルデバイスを紹介します!
身に付ける冷暖房?MITの学生が開発した「Wristify」
ウェアラブルデバイスというとGPSやWebが連動しているようなモノが想像されがちではありますが、「Wristify」はまさしく冷暖房!
(出典:Wristify)
「Wristify」をブレスレットのように手首につけておくと、外気温と体温を計測し体温を自動的に調整してくれます。
手首は体の中でも皮膚が薄いため、手首を冷やすだけでも冷感効果はあるようで、実際に試着したユーザーの声も上々。
冷暖房が消費する電力は膨大なため、エネルギー対策のコタエのひとつがなこういったアイデアなのでしょう。
また、いろいろな機能を搭載し拡張性を設けていても、実際にフル活用できるのは一部のITリテラシーの高い人だけ・・・。
であれば一点突破で誰もが使うことが出来るようなこういったウェアラブルデバイスが普及しやすいかもしれませんね。
健康管理をできる赤ちゃん向け靴下「Owlet」
「Owlet」は赤ちゃん向けの靴下型ウェアラブルデバイスで、健康管理をすることが出来るツール。
赤ちゃんに「Owlet」を着けておくと、心拍数や体温などのヘルスデータを親のスマートフォンに自動的に送ってくれます。
(出典:Owlet)
それだけでも有意義なツールではありますが「Owlet」の特筆すべき機能は、赤ちゃんの寝相もお知らせしてくれるというもの。
例えば、赤ちゃんが一定時間うつ伏せ寝をしていたら、親のスマートフォンにアラートを出すことが可能になっています。
目に入れても痛くない我が子の安心安全のためであれば是非とも利用したいですね。
ココから$249.00で購入可能なのでぜひお試ししてください!
ナビゲーションする靴?「Lechal」
「Lechal」はスマートフォンのGoogleマップと連携して、左右のシューズ(のソール)がバイブレーションで曲がる方向を教えてくれます。
(出典:Lechal)
元々は視覚障害者向けに開発されたツールだったのですが、その完成度の高さから一般ユーザーにも展開されています。
歩きスマホが良しとされない昨今ですので、こういったツールにより社会全体のマナーや安全の向上が図られるといいのではないかと思います。
今回は時計型ウェアラブルデバイスとは一線を画す製品を紹介しましたが、どれも利用用途が明確で、世のため人のためになるようなものではないでしょうか。
こういったツールとAppleWatchのような時計型ウェアラブルデバイスが連動することが出来れば、「機器を身につける」という感覚を減らし、最新のIT技術がより私達の身近なものになるのかもしれません。
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